本ワークショップシリーズの目的は, 特許データベース, 論文データベース, 特許データと論文データを接合するサイエンスリンケージデータベースの種類や利用方法を知り, これらのデータベースを用いたイノベーションプロセスの分析手法を学ぶことです。また, 「政策のための科学」プログラムを通じ提供されつつある各種データベース (NISTEP企業名辞書, 大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Scopus版/Web of Knowledge版)など)の利用方法を周知しハンズオン形式で学ぶことで, 政策分析, イノベーションプロセス分析に資する研究者・実務者の輪を広げることを目指します.

今回は特別編として, 関西学院大学イノベーション研究センターにて開催します。

• イノベーションを測定する手法について
• 主な論文データベース (Web of Knowledge/Scopus etc..) の概要および基礎的なデータの取得方法
• 主な特許データベース (patR etc...) の概要および基礎的なデータの取得方法
• サイエンスリンケージデータベースの概要
• JST/RISTEX 「政策のための科学」研究開発プロジェクト長岡PJ「イノベーションの科学的源泉とその経済効果」の概要報告

などの話題を取り上げる予定です。

本WS シリーズの主な受講対象者としては

• 科学技術イノベーション政策に関心のある政策立案者・政策担当者
• これからの研究において定量的なアプローチを使おうと考えている経済学/経営学の研究者 (学部3年生から Doctral Student まで) Young at Heart! な研究者
• コンピュータのスキルについては, 論文執筆などひと通りの作業は Word または LaTeX を使っている. しかし, プログラミングの知識は必要最低限である.

を想定しています. なお勉強会はハンズオン形式で行いますので,　可能であればパソコンを持参してください。

参加希望の方は、2015/5/12 日17:00 までに

• 名前 (ふりがな)
• 所属機関
• メールアドレス

を 幹事である加藤雅俊准教授（経済学部・IRC）（mkato@kwansei.ac.jp）までお知らせください。

WSシリーズの開催予定は以下のとおりです。

• 2015年4月18日(土): 論文データベース (Web of Knowledge/Scopus) を用いた論文書誌情報分析 於: 政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター
• 2015年5月14日(木): 数字ではわからないこと (論文/特許データベースを用いた分析) 於: 関西学院大学イノベーション研究センター
• 2015年5月16日(土): 特許データベース(IIPデータベース) を用いた日本特許書誌情報分析 於: 一橋大学イノベーション研究センター
• 2015年6月27日(土): サイエンスリンケージデータベースを用いた論文と特許データの連結分析
• 2015年7月18日(土): 書誌テキスト分析による解析手法の紹介
• 2015年8月22日(土): 本WSシリーズのまとめ